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マイナ保険証のメリットは?さらに便利になったマイナ保険証を活用しよう!
2025/05/26
マイナンバーカードに健康保険証の機能をひも付けた「マイナ保険証」は、今や約7割の医療機関が対応していると言われます。これまでの紙の保険証の手続きに比べてスムーズに受診できるだけでなく、医療データを活用したケアの質向上や高額療養費の即時適用など、患者にも医療機関にも大きなメリットがあります。ここでは、マイナ保険証の主な利点をわかりやすく解説します。
マイナ保険証を利用する5つのメリット
マイナ保険証には大きく5つのメリットがあります。2025年に入ってからも利便性を改善しており4月からは「目視モード」で本人確認が可能になりました。
1. 待ち時間の短縮
2. データに基づいた適切な医療の提供
3. 高額療養費制度の手続きが簡単
4. 「目視モード」導入で薬局での本人確認がスムーズ
5. 非常時や災害時の迅速な確認
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
1.待ち時間の短縮
従来の保険証管理では、窓口スタッフが患者番号や資格情報を入力・確認する必要があり、そのぶん受付に時間がかかります。マイナ保険証なら、カードリーダーにかざすだけでオンラインで資格を照会。受付処理が自動化されるため、待ち時間の削減につながります。急ぎの受診や子どもの通院時にもストレスが減り、満足度の向上につながっています。
2.データに基づいた適切な医療の提供
マイナ保険証を通じて、これまで受けた診療内容や処方履歴、特定健診の情報などが参照可能になります。薬剤師が過去の処方薬やアレルギー歴を正確に把握できるため、薬の重複投与や相互作用リスクを抑え、安全性の高い調剤が実現。医師も診療情報をスムーズに共有でき、患者一人ひとりに合わせた最適な治療計画を立てやすくなります。
3.高額療養費制度の手続きが簡単
高額療養費制度は、月間の医療費が所得に応じた自己負担限度額を超えた場合、超過分が払い戻される仕組みです。従来は窓口で全額を一時的に支払いをして、その後に支給申請書を提出して還付を受ける必要がありました。しかしマイナ保険証を利用すれば、申請手続きをしなくても限度額適用認定が自動的に反映され、窓口負担が限度額までにとどまります。一時的に全額を支払う必要がないため高額医療の経済的なハードルを下げ、安心して治療を受けられるのが大きな魅力です。
4.「目視確認モード」導入で薬局での本人確認がスムーズ
薬局でマイナ保険証を利用する場合、カードリーダーを使った顔認証や暗証番号入力で本人確認を行います。2025年4月からは「目視確認モード」も実施され、万一顔認証がうまくいかないときや暗証番号を忘れたときでも、薬剤師がマイナンバー付きカードの顔写真と本人確認書類を確認することで受付が可能になりました。プライバシーを守りつつ、より確実な本人確認が図れます。
5.非常時や災害時の迅速な確認
大規模災害や救急搬送時に、お薬手帳や保険証を紛失していても、マイナ保険証をカードリーダーにかざせば受診歴・処方情報がすぐに確認できます。患者自身が思い出しながら説明しなくても、医療関係者は迅速に治療方針を判断でき、二次災害や薬剤の飲み合わせミスを防止します。被災地や救急現場での迅速な医療提供を支える切り札とも言える機能です。
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まとめ
マイナ保険証を活用すると、受診・調剤のスピードアップはもちろん、データに基づく安全で質の高い医療や経済的負担の軽減が同時に実現します。薬局ではさらに本人確認の信頼性が増し、患者・医療従事者双方に多くのメリットをもたらします。積極的に活用していきましょう。